2025年2月スタート
新規対面レッスン
「お尻の筋肉を正しく使う 」
~坐骨神経痛改善への道~
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「お尻の筋肉を正しく使う 」
~坐骨神経痛改善への道~
New Topics
<2025.6.19更新>
「大殿筋の遠心性収縮」アップ
<2025.6.17 更新>
7/31(木) 対面レッスン@お台場「お尻の筋肉を正しく使う~坐骨神経痛改善への道~」募集中
<2025.5.25 更新>
「臀部のクレンチングの改善のためのエクササイズ」アップ
<2025.5.21 更新>
6/26(木) 対面レッスン@お台場「お尻の筋肉を正しく使う~坐骨神経痛改善への道~」募集中
<2025.4.17 更新>
5/29(木) 対面レッスン@お台場「お尻の筋肉を正しく使う~坐骨神経痛改善への道~」
<2025.4.2 更新>
「臀部のクレンチングの評価」アップ
<2025.3.25 更新>
4/24(木) 対面レッスン@お台場「お尻の筋肉を正しく使う~坐骨神経痛改善への道~」
<2025.6.19更新>
「お尻の筋肉を正しく使う」~坐骨神経痛改善への道~
1.臀部のクレンチング(下記参照)
2.大殿筋の遠心性収縮の評価とエクササイズ
腰痛を繰り返し起こしていると、お尻がいつも緊張状態で硬くなってしまっていがちです。これをクレンチング(下記のクレンチングを参照)と言いますが、ストレッチしてもマッサージしてもクレンチング状態になると効果があまり見られない、または、効果が続かないケースが多いようです。臀部がクレンチング状態になると、臀部の筋肉が坐骨神経を圧迫し、坐骨神経経路に沿った痛みやしびれを起こしてしまいます。
臀部クレンチングの改善エクササイズには、ヒップヒンジ(下記のクレンチング改善のエクササイズを参照)がおすすめですが、大殿筋が遠心性収縮(エキセントリック収縮:筋肉が伸びながら力を発揮する収縮のしくみ)が難しくなると、ヒップヒンジエクササイズやスクワットは効果的に行えなくなります。そこで、臀部の主要筋肉である大殿筋の遠心性収縮を評価し、その改善エクササイズを行うことで坐骨神経痛改善にアプローチすることができます。
大殿筋の遠心性収縮:
臀部が硬くなり坐骨神経痛の症状がある場合、梨状筋や殿筋をストレッチすると一時的に痛みが和らぐことがあります。しかし、また痛みが戻ってきてストレッチがしたくなる、というようなサイクルに陥ってしまいがちです。ストレッチしてもストレッチしても、一時的な緩和にしかならないときに取り入れたいこととして、大殿筋の伸長(ストレッチ)と強化を同時に行うことです。そのためには、大臀筋の最大伸長能力を評価することが重要になります。
大殿筋が十分に伸長できなければ、代わりに他の筋肉を使うことになります。これは負荷の分散に影響し、動きが制限されたり過剰に動いたりして、その部分で怪我をする可能性が高まります。大殿筋の遠心性収縮能力は坐骨神経痛の緩和に重要な役割を担うことがわかります。
臀部が伸びにくい場合は、次のような可能性が高まります:
ハムストリングスが過度に伸長したり、骨盤の後面の筋肉群を均等に伸ばせず股関節屈筋で体を引っ張ったりすることで、骨盤が前傾させることになる。骨盤が前傾すると股関節が大腿骨とあたるソケット部分でインピンジメントを起こす原因となる。
骨盤の過度な傾きは脊柱起立筋の伸長具合に影響する。
大殿筋の遠心性収縮:スクワット時の下降では、臀部は伸ばされながら臀部が崩れないように筋収縮を起こす。
大殿筋の求心性収縮:スクワット時の上昇では、臀部の筋肉がが縮まりながら収縮する。
<2025.6.17 更新>
対面レッスン「お尻の筋肉を正しく使う」~坐骨神経痛改善への道~
坐骨神経痛は脊柱管狭窄症や椎間板ヘルニア等の問題だけでなく、坐骨神経の経路に沿った痛みであり、臀筋の緊張、梨状筋の過緊張、大臀筋の筋力低下などが原因となる場合があります。
坐骨神経痛の改善には、臀部の筋肉の機能不全を解消するための多角的なアプローチが重要になります。
対面レッスンでは臀部の筋肉の機能不全が引き起こす座骨神経痛改善、予防のためのストレッチとエクササイズを開催します。
具体的には、臀筋のストレッチと強化、梨状筋のストレッチと強化、ハムストリングスの適切な使用法、そして大臀筋の適切な負荷分散などが挙げられます。これらのアプローチは、お尻の筋肉の過緊張を解消し、深層外旋筋の過活動を抑制し、股関節と骨盤の安定性を高めることを目標とします。
日時:
2025/6/26(木) 10:00am - 12:00(参加無料)
2025/7/31(木) 10:00am - 12:00(参加無料)
場所:
東京都港区台場区民センター 1F和室
内容:
臀部のクレンチング(お尻の筋肉の過緊張)は、腰椎のカーブを変化させ、神経を刺激する可能性があり、臀筋のストレッチと強化
大臀筋の伸長を評価し、適切な負荷分散を行うことの習得
梨状筋は、臀筋が機能しない場合に過剰に働き坐骨神経を圧迫するため、ストレッチや強化
ハムストリングスの過剰な伸長は骨盤の前傾を引き起こし、臀部の緊張を招くため、ハムストリングス単独での筋活動の習得
5.その他の考慮すべきアプローチ
対象:繰り返し腰に痛みや違和感を感じて、下記のような症状がある方
おしりや腰、太もも、ふくらはぎ、すね、膝裏、足先などにしびれるような痛みや刺すような痛みを感じる方
上記の部位で、しめつけ感、灼熱感、冷感などを感じる方
安静にしていても足やおしりの痛みが強くて就寝できない方
痛みが強くて身体がかがめない、身体や腰を動かすと足に痛みが走る、足や腰が痛くて動きづらい、だるくて足が動かしづらい方
長時間立っていると足が痛み、おしりに違和感がある方
長引く腰痛などの体の痛みや不調をお持ちの方
お尻に力が入りにくい方
コアヌードルの使い方を知りたい方
*和室ですのでマットや靴などは必要ありません
*参加お申し込みはお名前とご連絡先(メールアドレス+お電話番号)をご記入の上、 info@romage.net までご連絡ください
講師:稲葉晃子
「お尻の筋肉を正しく使う」~坐骨神経痛改善への道~
1.臀部のクレンチング
意図的な臀部の筋収縮ではなく、常に臀筋が緊張を抱えている状態を指します。
臀筋の弱さ、痛みが原因で、体を安定させるためや痛みを避けるために、無意識に臀部を締め付けてしまうことです。
立っているときに、お尻の間の衣服にシワが増えていたり、お尻とお尻の間にペンが挟めるように見え、適度にリラックスできていません。
歯の食いしばりは頭痛などの弊害を起こします。それと同様に臀部のクレンチングも体に影響を及ぼします。
臀部のクレンチングの及ぼす影響:
腰痛の原因または結果となる可能性
立っているときに臀筋を緊張させ骨盤を後傾 ⇒腰椎の前弯(反り)が減少、しかし、腰椎椎間板に影響 ⇒坐骨神経の神経根を刺激する可能性
腰椎の伸展に痛みがある場合(脊柱管狭窄症)、緩和のために臀筋をクレンチする傾向
臀筋が常にクレンチングしていると、股関節後部の動きが制限され、骨盤が前傾または後傾して代償する可能性
骨盤幅に対して臀部が極端に収縮している
臀部の下部にしわが多い
無意識でも過緊張の状態
臀部のクレンチングの評価:
お尻がいつも緊張状態で硬くなってしまっていて、ストレッチしてもマッサージしても効果があまり見られない場合は、臀部のクレンチング(筋肉の過緊張)が起こっている可能があります。クレンチングが起こると、腰痛を起こすだけでなく、坐骨神経痛を起こすケースもあります。臀部にクレンチングが起きているかどうかをチェックしてみましょう。
立った状態で臀部のクレンチングを起こしているかどうかチェックしてみましょう。
①立位で臀部をぎゅっと収縮させ(写真の矢印の方向)、1秒間収縮を保持して完全に開放する。
②臀部の筋肉の筋収縮解放後に、リラックスを感じない、または、リラックスするのが難しい場合は、クレンチングしている可能性がある。臀部が緊張しすぎていると、収縮させることは難しく、リラックスすることはまず困難と言える。
*左右異なる感覚の場合もあるので、注意深く観察してみましょう。
クレンチングでは臀部のストレッチは難しい。
抱えた両膝を胸に引き寄せることが困難になる。
臀部のクレンチングの評価:矢印の方向に1秒間筋収縮
臀部のクレンチングの改善のためのエクササイズ:
お尻がいつも緊張状態で硬くなってしまっていて、ストレッチしてもマッサージしても効果があまり見られない場合は、臀部のクレンチング(筋肉の過緊張)が起こっている可能があります。クレンチングが起こると、腰痛を起こすだけでなく、坐骨神経痛を起こすケースもあります。臀部にクレンチングの改善エクササイズには、ヒップヒンジがおすすめです。
ヒップヒンジエクササイズ:
ヒップヒンジは臀筋とハムストリングのエクササイズで、背骨をニュートラルに保ちながら股関節から倒れる前屈姿勢になります。アスリートは運動中に、ボディビルダーは筋力トレーニングの動きの中で効率的なヒップヒンジを必要としますが、正しいヒップヒンジの恩恵を受けるのは彼らだけではありません。
ヒップヒンジは、日常生活でよく使われる基本的な動作パターンです。しゃがまずに前かがみになるときはいつも、ヒップヒンジが行われています。物を取るために手を伸ばしたり、床の真ん中に置き忘れたものを取ろうとかがんだりするのも、ヒップヒンジです。また、椅子に腰かけるときのスクワット姿勢も、ヒップヒンジが正しく行われていないと腰痛や膝痛などの遠因に繋がります。
アスリートでなくても、ヒップヒンジを正しく行えることは重要なのです。
さらに、ヒップヒンジのエクササイズを正しく行えることで、多くのメリットがあります。2020年の研究によると、ヒップヒンジの動きは体幹の安定性を高め、腰痛の緩和、バランスの改善、体幹の運動力学の強化、屈曲、伸展、回旋の向上に役立つとされています。2021年に発表された研究でも、正しいヒップヒンジは腰痛のリスクを減らす重要な要素であると言っています。
パフォーマンスを高めたいアスリートであれ、デスクワークで一日中座っている人でも、また、腰痛を何とかしたい人であっても、正しいヒップヒンジを行えるようになることは必要不可欠と言えるでしょう。
しかしながら、一旦、臀部のクレンチングが起きてしまうと臀部を遠心性収縮(エキセントリック収縮:筋肉が伸びながら力を発揮する収縮のしくみ)できないために、腰部や大腿部などのほかの部位を代償動作を起こしてしまう傾向にあります。ヒップヒンジでは、立位から臀部を後方に引いていく際に、臀部を伸ばしながらかつ適度な緊張を持った状態で行わなければならないエクササイズですが、クレンチング状態では、臀部の伸長が起こりにくいのです。ヒップヒンジで使われるメインの筋肉群は臀部の筋肉になるので、腰部や大腿部の過度な緊張が起きていないか十分な注意が必要です。また、筋肉を伸ばしながら負荷を与えるので、ゆっくりとしたスピードで行うことも重要です。正しくヒップヒンジが行えれば、緊張状態の臀部を緩めることができるので、やはりベストエクササイズと言えるでしょう。
尚、臀部のクレンチングは様々な角度からのアプローチが必要となります。下記にその他の臀部のクレンチングの改善のためのエクササイズを紹介していますが、正しいフォームで行えない場合は、専門家の指導の下でトレーニングされることをお薦めします。
初心者のためのヒップヒンジエクササイズ:
両足を肩幅に開いて立つ。
腰とお尻を後ろに引きながら、股関節のところで屈曲する。背筋は伸ばし、体重をかかとにかけ、膝は少し曲げる。
姿勢を崩さなければ、胴体が床とほぼ平行になるまで続ける。
少し静止し、股関節から腰を伸ばしてスタートポジションに戻る。
ヒップヒンジが正しく行うために、棒を背中の後ろで持ち、後頭部、背中の上部、仙骨に触れるようにする。正しく行えていれば、直立姿勢から股関節屈曲姿勢の全可動域で、この3カ所に棒が触れているはず。右端のイラストのように腰椎が後弯(後ろに丸くなる)すると、棒から後頭部と仙骨が離れてしまう。逆に腰椎が前弯(腰の反りが大きくなる)になっても正しく行われていないことになる。
その他の臀部のクレンチングの改善のためのエクササイズ:
臀部の意識を高めるエクササイズ:
•立位でのクレンチングチェック
•日常生活での意識
•ミニスクワット
姿勢を調整する意識(クレンチング時には骨盤後傾)
骨盤の傾きを意識する⇒骨盤の前傾/後傾エクササイズ
筋力トレーニング
•大殿筋の遠心性収縮(スクワット/ヒップヒンジ)
•中殿筋のエクササイズとストレッチ(外旋を伴わない外転運動)
•股関節内旋筋のエクササイズ(股関節90度での内旋運動)
ハムストリングスを意識するエクササイズ
•壁を使ったハムストリングスの活性化(臀筋を使わずにハムだけの収縮)
足部の安定性を高めるエクササイズ
•足のアーチを意識する(足裏で地面をとらえる)
呼吸とコアを意識するエクササイズ
•呼吸法
•コアの活性化
股関節内転筋を意識するエクササイズ
•ブロック等を挟んだスクワット/ブリッジ
参考文献:
Kim B, Yim J. Core Stability and Hip Exercises Improve Physical Function and Activity in Patients with Non-Specific Low Back Pain: A Randomized Controlled Trial. Tohoku J Exp Med. 2020;251(3):193-206. doi:10.1620/tjem.251.193
Michaud F, Pérez Soto M, Lugrís U, Cuadrado J. Lower Back Injury Prevention and Sensitization of Hip Hinge with Neutral Spine Using Wearable Sensors during Lifting Exercises. Sensors (Basel). 2021;21(16):5487. Published 2021 Aug 14. doi:10.3390/s21165487
ワークショップ②
リブフレアの改善 1st step
~猫背を改善する簡単運動とストレッチ~
2022年8月11日(木) 15:00~16:30
※約55分の動画にまとめました
四肢をゆったり伸ばし、手のひらを上に向けてコアヌードルの上に仰向けに休みます。肩が床から浮かないように、胸まわりの緊張も解きましょう。ヨガで究極のリラクゼーションといわれるシャバーサナに優しいストレッチを加えた、身体をいたわるポーズです。自然と全身がゆるみ、しだいに体が床に溶け込むような没入感が訪れます。
呼吸はいつもより深めにゆっくりと。胸が広がり、完全にリラックスした状態で腹式呼吸を繰り返します。自分の体がより繊細に感じられます。
コアヌードルの上に休むと背骨や肋骨が正しいアライメントになることがわかります。仰向け瞑想の姿勢では、ほとんどの方が「呼吸がこんなに楽に感じたことはなかった」「胸ってこんなに開くものなんですね」と言われます。
背骨が正しいアライメントの状態で呼吸を調えると、呼吸筋と背骨を支える筋肉で協調が生まれ背骨が安定します。これはどちらも同じ筋肉なため。背骨と呼吸は、お互いに深く影響を与え合っています。
1分間に10回 → 14,400回 / day
1分間に15回 → 21,600回 / day
1分間に20回 → 28,800回 / day
深い呼吸によるプラスの効果は枚挙にいとまがありません。これだけの回数を24時間絶えず繰り返していることからも、体調への影響の大きさは容易に想像できます。
まず最初に背骨を整え、深くゆったりした呼吸の感覚をつかむこと。その次に、24時間無意識に「深くゆったりした呼吸」になっていくこと。コアヌードルの仰向け瞑想は、深い呼吸の感覚を分かりやすく体現できる方法の一つです。
肩を床まで落として休みます。手のひらは上向き。両ひざをゆっくりと伸ばすと「介の字ストレッチ」の完成です。深呼吸しながら行う数分間の瞑想は体を解きほぐし、爽快感と深い落ち着きを与えます。
両足をマット幅より広く開き、両ひざをゆっくり内側に倒します。10回ほど繰り返します。日ごろ伸ばすことの少ない体側をストレッチします。
股関節の内側を片脚ずつ丁寧にストレッチします。膝の曲げる角度を浅くしたり深くしたりと調節し、気持ちのよい角度を探してみてください。
手足を対角へと大きく伸ばすストレッチです。腕の角度、脚の角度を調節して、気持ちよく伸びが感じられるポイントを探してみてください。左右ゆっくり交互に繰り返し、つっぱり感のある側をより丁寧にストレッチします。
肘を90度に曲げて床につけます。肩も力を抜いて床に落とします。首が長くなるようにすることがポイント。首筋と胸を理想の姿勢に伸ばします。
肘90度のまま、両肘をゆっくり体側に寄せてきます。手の甲を床につけたまま、きれいにできる範囲で10回ほど繰り返します。首の位置、肩の開き、楽な呼吸と、毎日の生活をポジティブに変えてくれるストレッチです。
元全日本女子バレーボール選手(ユニチカ主将)。米国NATA認定アスレティックトレーナー、米国スポーツ医学会/米国対がん協会認定Cancer Exercise Trainer、カリフォルニア州立大学卒。「脊柱管狭窄症をトレーニングで治す」 著者。
現役引退後は全日本女子バレーやさまざまな実業団チーム、競技で選手育成に従事。2012年に米国より帰国しロマージュ株式会社を設立。『サステナブルな社会には、一人ひとりが自分の健康に責任を持つ必要がある』。この信念のもと、あらゆる世代に運動することの大切さを伝える活動を行っている。
全日本女子バレーボールチーム、デンソー女子バレーボール部、三菱電機女子バスケットボール部、JAL女子バスケットボール部、荏原製作所女子バスケットボール部、デンソー女子ソフトボール部、佐川急便女子ソフトボール部、靜甲女子ソフトボール部、日立マクセル女子ソフトボール部、伊予銀行女子ソフトボール部、日立高崎女子ソフトボール部、清水第八プレアデス女子サッカー部、早稲田大学スポーツ科学学術院 中村好男研究室、筑波大学 田中喜代次研究室 ※休部含む